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「大ブームのアオリイカ!!」 エギングが広まりだして一気に大流行したアオリイカ! エギング以外でもヤエンや浮き釣りなどがありますが、ここではエギングだけに絞って話しをさせてもらおうと思います。 ヤエンや浮き釣りはまた次の機会に。
それでは、まずアオリイカとは一体どんな生物なのか?
・アオリイカの生態 ・寿命はどれくらいなの? 年魚、つまり1年で成長し、産卵を終えた後死んでいくようです。 ということは、日に捕食する量も多いということです。
・捕食対象は? 主に小魚やエビなどを捕食しているようです。 産まれたばかりの幼魚の時は、自分よりも大きい獲物に積極的に捕食しに行くようですが、ある程度の大きさになると自分よりも小さい獲物にしか行かなくなるようです。 しかし、活性が高い時や捕食対象が極少なく、自分より大きい獲物しか周りにいない時は、近づいていき攻撃を開始します。 下手をすれば、逆に自分が捕食されてしまう為、自分より小さい獲物にいくということらしいです。
・どうやって攻撃してるの? 頻繁に捕食活動を行っているアオリイカですが、その方法は多様で、捕食対象の群れに突っ込んで行ったり、待ち伏せをしたり、相手が気づいていない隙に近づいていったりします。 移動するときは大きなヒレで泳ぎますが、群れに突っ込んでいくときや危険を感じて緊急回避をするときは、体から水をジェット噴射してすばやく移動します。 そして、捕食対象に近づいてからは2本の獲物を捕まえる専用の触手で、一瞬にして捕まえてしまいます。 その後、頚椎をかじりとり、魚が死んだのを確認してから安全な場所まで移動して捕食に入ります。
・どこに棲みついているの? 基本的に回遊魚で、水温が15度以下になるところでは活動できなくなるので、冬など水温が下がりだすと深場へ移動し越冬します。 春になり水温が上昇しだすと接岸して、藻が豊富な場所へ移動し産卵に入ります。 産卵は4月から9月の間と言われています。 接岸するのは15度以上と言われていますが、若干低くても巨大アオリイカは産卵に接岸しているようです。
・いつまで接岸しているの? 一般的には4月から12月です。巨大な固体は年間を通しているとも言われていますが、水温が8度くらいまで下がる瀬戸内海ではまずそれはないでしょう。 しかし、水温が10度切る直前の1月の始め頃では、まだ藻場に残っている固体もあるようで実績もあります。 もちろん数は望めませんが、キロアップの期待は高いです。 春になると産卵に十分に成長した親イカが接岸してくるので、こちらもキロアップが期待できます。 しかし、産卵に集中しているため、活性はあまり高くなく難しい釣りにはなります。 秋になると、春に産卵したアオリイカが孵化して子イカとなり、積極的にエサを捕食しに行きます。 その為、サイズは小さいですが、数釣りを楽しめるのが秋の子イカシーズンです。
・アオリイカのつり方
・釣法は? ヤエン、浮き釣り、泳がせ、エギ(餌木)などがありますが、ここではエギ、つまりエギングについて紹介します。
・エギング? エギと呼ばれる疑似餌を使って釣る釣法です。意外と日本古来からあるルアー釣りの一種で、かなり歴史は長いのです。 木材などに下地のカラーを貼り、その上に様々な色の布を貼っています。 時間帯や天候、海中の濁り具合などにより積極的にバイトしてくる色が異なるため、色々な色のエギを持ち歩き、試行錯誤しながらその日のアタリ色を発見するのが大事。 大きさも2.5号から4号くらいまでの大きさがありますが、管理人は春の親イカシーズンは4号から試し、アタリが無ければ3.5、3号という具合に小さくしていきます。 逆に秋の子イカシーズンは3.5号から試すことが多いです。
・釣り方は? 簡単に言えば、海中に沈めたエギをロッドでしゃくり、イカにアピールをしてエギを抱かせるという感じなのですが、これが大変深い釣りで、かなり頭脳戦を繰り広げなければ釣果は中々伸びません。 とりあえず初心者は、エギで底を取ることから覚えましょう。ナイロンラインだとほぼ感触で底をとるのは不可能ですが、PEラインを使えばわずかな感触を手元に伝えることが可能です。 アオリイカは底周辺に居ついているので、必ず底をとりましょう。これが出来ないと、どんなにシャクリを入れてもほとんど釣果は期待できません。 これができると、色々なシチュエーションによって誘い方も変わってくるのですが、まず春の親イカシーズンです。 それでアタリが無いようなら、ズル引きで時々軽くシャクリを入れてエギをジャンプさせ、そのままエギをフォール(エギを海中に落としていくこと)しまたズル引き。シャクリ、フォールを繰り返しましょう。 秋の子イカシーズンは激しい動きでアピールした方がいいです。 2段シャクリやダーティングをうまく組み合わせ、ステイ(エギを海中で停止させる)やフォールを駆使してエギを抱かせます。 フォール中やステイ中にアオリイカは抱きついてくるので、このフォールとステイの技術は、シャクリよりも重要になってきます。
まず、フォールといっても色々と種類があります。 フリーフォール・・・エギをシャクッたあと、ラインを巻き取らずにそのままエギを沈めていく方法。 テンションフォール・・・エギをシャクッたあと、ラインをすばやく巻き取り、ラインにテンションをかけた状態で沈めていく。 水平フォール・・・エギをシャクッたあと、ラインにテンションをかけ、エギを水平に保ちながら沈めていく。
これらは偏光グラスで確認しながら、色々バリエーションを試していき、その日どのフォールでアオリイカが抱きにくるかを観察しよう。
シャクリの技術とフォールの技術を組み合わせて色々試し、その日のベストコンビネーションを見つけるのが、釣果を伸ばすコツです。
そしてアタリがあったら、とにかくラインのテンションを緩めないように注意してリールを巻いていきます。 エギのカンナ(針の部分)には返しが付いていないので、ラインが緩まったらすぐバラシてしまいます。 ドラグも調整して、シャクッたときに少しラインが出るくらいに緩めておいたほうが身切れの確率も減り、安心です。 そして、手前まで引いてきたら必ずタモで上げるようにしましょう。 そうしないと小さい子イカなどはいいですが、キロアップともなれば抜き上げるのは至難の技です。
・釣れる時間帯は? 日中、夜間問わず狙えますが、日中と夜間では誘い方を変える必要があります。 日中の方が激しい動きに敏感で、夜はゆったりとした動きの方がいいように感じます。
・アオリイカのエギ
エギングで、エギ選びはかなり重要なポイントになります。 ここでは、色々なエギを紹介していきますので、その釣り場、そのシーズンに合わせたエギを選んでもらえたらと思います。 まずオススメはハリミツ墨族です。 軽いシャクリで鋭いダートが可能になり、女性や初心者にも簡単に複雑な動きをさせることができます。 クリアボディをいかして、内部にホログラムシートの破片が入っているので、水中でのアピールは極めて高い仕様になっています。
次に紹介したいのが、JINGOスクイージー・ロケッティアサブマリンです。 超ぶっ飛びエギといわれるほど、ハンパなく飛びます。 キャスティング時にエギの向きを逆にすることで、大遠投が可能になりました。 普段攻めれない沖を攻めれるメリットがあるのは、魅力です。 これは、ほんとに良く飛びます。 一度、お試しあれ。
そして、最後に紹介するのが「音」でアオリイカを誘い出すという、なんとも驚異的な性能を持つ稀なエギです。 ダイワ エメラルダスMDスクイッドRVというエギなのですが、中のラトルボールが音を出し、アオリイカを誘い出すのですが、音を出すだけではなくダート性能もフォール時の安定性も優れています。 使って損は無いエギの一つだと思います。
以上のようにエギにも色々な特性、種類、色などがありどれにしようか悩みますが、ひとつづつそろえていき、その場その場であったエギをチョイスできるようになって行きましょう。 ロッドやライン、リールなども書きたかったのですが、それはまた釣具情報板で紹介したいと思います。
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